きくすい豆知識

 空梅雨がつづく日々がつづき、更に気温上昇でなんとなくだるい気がするのは私だけでしょうか・・・
 さて今日はきくすい北上店の建物に関するお話です。
当店にご来店いただいたお客様はおわかりと思いますが、当店は外観(駐車場から入口にかけて)が一面の壁でどこから入るの?という印象があると思いますが、当店は南部曲がり屋という建物をコンセプトに作られています。これは岩手県南部領地方に特徴的な伝統農家の建築様式で、母屋と馬家がL字型に一体化していることから「曲がり屋」と言われます。ということで壁は土壁になっていて、入口を入ってくると左に折れてやっと玄関に入ります。入ってすぐにオープンキッチンがあり、これは南部曲がり屋では一般的に台所がある東側にあたり、当店自慢のかまどもあります。南部曲がり屋では南側に厩舎ががり、台所のかまどから排出された暖気が馬やに流れ込み飼育されている馬を温めるという仕組みになっているそうですが、当店に南側には個室と眺めのよい小上がりのテーブル席があります。ですので、かまどでお米を炊いている時間にはお米の炊きあがるいい香りがしてくる一番良いお席になるかもしれません。是非ご来店の際は特等席をならってお座りになってみてください。       KKT39でした。